まずは最初の一歩を踏み出しませんか。

「100年経営支援事業」専門家チーム

事業の残し方と引き継ぎ方を熟知し、事業承継や相続、M&Aなどの出口に会社を導くプロフェッショナル。これまで支援した会社は600を超える。

事業承継デザイナー/司法書士
奥村 聡氏

Q.なぜ、事業承継を支援しようと考えたのですか?

私は以前、司法書士事務所を経営していたのですが、その事務所を譲渡した後、一人でコンサルティングを始めました。その時に気付いたのが、世の中の社長さんは多くが高齢化していること、そして社長を辞めるのも大変なんだということでした。

「それならば社長さんがゴールにたどり着く(=辞める)までを一緒に走ってお手伝いしたい」と思い、今の仕事をするようになったわけですが、そこから派生する形で事業承継も手がけるようになりました。

Q.事業承継ではどのような相談が多いですか?

相談というよりは、「何から始めたらいいかわからない」という方がほとんどですね。急に社長が亡くなり、「どうしよう、どうしよう」となることも多く、事前にもう少し何かやっておけば残せたのにもったいない…というケースは後を絶ちません。

たとえばある建築会社に、社長さんから「こいつを後継者にするんだ」と言われ続けていた方がいらっしゃいました。ところが何の準備もしないまま社長さんが亡くなり、ご家族は相続を放棄。株式を取得しようにもすごい時間と費用がかかることが予想されたため、後継者になるはずだった方は泣く泣く諦めた…というケースもありました。


Q.事業承継の成否を分けるポイントは何でしょうか?


事業継承に悩む企業を訪問し、話を聞くことから支援は始まる。

一番大きいのは早く準備を始めることですね。先ほどの社長さんが亡くなったのは50代後半だったので確かに少し早かったとは思いますが、それでもある程度の準備は必要だったと思います。 時間が経てば経つほど選択肢はなくなりますし、歳を重ねるといろんなことに対して余裕がなくなるものです。

また、「誰を頼るのか、誰を信じてやっていくのか」ということも大きなポイントです。つい身近な人、話しやすい人を選びがちですが、相談相手を間違えているケースは非常に多く見られますので、やはり事業承継のことをよく理解している人に相談していただきたいですね。


Q.後継者のことで悩んでいる方にメッセージをお願いします。


事業承継には経済的なメリットがありますが、社長さんの思いや人生をかけてやってきたことを次世代に引き継げるというメリットもあります。実際に「事業を引き継いでもらえてこんな嬉しいことはないよ」と涙を流す社長さんもいらっしゃいます。

事業承継は最初の一歩が大変ですし、動き出すとエネルギーも必要なので、面倒くさいとは思います。でも、踏み出さないことにはモヤモヤが続きますし、問題の抽出や解決にもつながりません。だからまずは一歩踏み出していただきたい。そのきっかけとして『100年経営支援事業』を活用していただきたいと思います。

5名の専門家がそれぞれ異なる角度から支援するチームコンサルティングは全国でもこのプロジェクトだけです。ぜひお気軽に声をかけていただきたいと思います。


「ゼロから起業」よりも「継いで起業」する ー 開催


2018年8月3日(金)、神戸市産業振興センター9階において「神戸の誇る事業継承プロジェクト」のセミナーを開催しました。講師は事業継承デザイナーで『100年経営支援事業』総括アドバイザーの奥村聡氏。
起業・独立したいと考えている方を対象に、『事業継承型起業』についての説明が行われ、平日の夜にもかかわらず多くの参加者が詰めかけました。


その内容は、親族・社員への継承やM&A(※1)とは違う「第三者継承」を、起業・独立の新たな選択肢として提案するもの。「今後10年間で約127万社後継者不在による廃業危機に陥る」という深刻な状況を踏まえた上で、奥村氏がこれまで手掛けてきた支援の具体例やマッチング方法などが紹介されました。

また、こうした『事業継承型起業』は、起業・独立したいという人だけでなく、後継者がいない企業にとってもメリットがあることを解説。その後も『事業継承型起業』を成功させるためのポイントや継げる会社の見つけ方など、事業継承のプロならではの話が続きました。

参加者からは「既存の経営資源を利用できるのは魅力」「ゼロから自分で始めようと思っていたので目から鱗が落ちる思い」「新しい選択肢を得た」といった感想が聞かれました。

※1 M&A(Mergers and Acquisitionsの略、会社の合併・買収を意味する)


参加者からはニーズの高まりが感じられた。

事業継承のプロによる講習は新たな選択肢を示す内容となった。


100年経営支援事業(事業継承支援)


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