KOBE MEISTER

洋菓子 / 福原 敏晃

昭和28年生 須磨区在住

勤務先:(有)ボック

個性的で高級な本格的洋菓子の、特に基本のスポンジ生地にこだわり10種類の独自のスポンジを考案。

一つ一つのケーキにも物語を

福原敏晃さん 朝起きたら既に仕事に精を出しており夜に入ってもまだケーキ作りに励む ―そんな父を見て育った。気がつけば、自然と父を手伝っていた。「時代にマッチしたオリジナリティ豊かな商品づくりで、二代目としての責任を果たすよう心がけました。」バタークリームから生クリームへ、素材の質的向上に加えてデコレーションの苺ひとつをとってみても産地にこだわり、とことん納得のいくケーキづくりで口の肥えた消費者のニーズに応えるべく、自分自身にムチを打った。
 「ケーキの基本はベースとなるスポンジなんですよ。これがおいしくないとお話になりません。」弾力性に富んで、こくのあるスポンジに仕上げるために、天然飼料で飼育されたニワトリの玉子を使い、バターの微妙なさじかげんに神経をくだく。用途に応じて十種類余りもの独自のスポンジを考案して高い評価を得ている。「これで良いと満足しないで、もっといい材料はないかと探し続けています。」素材に徹底的にこだわる姿勢が次の新商品開発のエネルギーとなる。
メルヘンなケーキの写真 コンテストの審査員をつとめるほどの腕のさえが指導面でも著しい成果を生み、数多くのコンテストで弟子が受賞するという輝かしい実績につながっている。また、職業訓練指導員の資格も有して後進の指導にも意欲的。
 「一つ一つのケーキにも、それぞれの物語がある作品を生み出せるよう、常に知識の吸収を怠りません。」とどまるところを知らぬ探求心が、ケーキにメルヘンの世界を投影する隠し味となっている。

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