KOBE MEISTER

洋菓子/ 池原 秀男

昭和22年生 東灘区在住

 

昭和41年、ドンクに入社。30年間勤務の後、(株)コンフェクショナリーコトブキで開発業務を担当。1級技能師、製菓指導の資格を持つ。
全国菓子博覧会で菊花工芸賞など、受賞歴多数。

心と心を結ぶ菓子づくり

池原秀男さん メイフラワー号を導く天竜と海龍。タテ1m20cm、ヨコ1m、高さ1m20cm-このドラマチックなシーンがすべて菓子で作られていると聞いて、びっくりしない人はいないだろう。島根県で行われた全国菓子博覧会で池原さんがデザインから製作まで自ら仕上げ、菊花工芸賞を受賞した作品だ。展示用の工芸菓子の製造技術に優れ、多くの受賞歴を持つ池原さんが、業界入りをしたきっかけは、高校の修学旅行で洋菓子のメッカとして知られる神戸を訪れたこと。
 富山県の日本海に面した町で、代々の漁師の家に生れた彼が、高校卒業と同時に親の反対を押し切って夜行列車に乗って神戸にやって来た。昭和41年、「ドンク」に入社、ひとすじに製造畑を歩んだ。「31歳ごろから開発の仕事を担当させてもらいましてね、新製品を手がけるようになりました。」やり甲斐のある仕事だが、それだけに苦労も多い。テーブルテストから試食、機械生産、配合など試行錯誤を繰り返した果てにやっと、新製品を世に送り出す。「全国各地で同じように製品を展開していきますから足並みを揃えるために、各地を駆けめぐって技術指導に当るんですよ。」こんな一方で、各支店の気候、風土など地域の特性に合わせた菓子の開発にも手腕を発揮する。
船の洋菓子 ドンクの洋菓子部門の中心としての責任感に加え、菓子が人と人とのコミュニケーションを深めるものという信念が仕事への意欲をいっそうかきたてる。「ティータイムやコーヒーブレイクは人の心と心を結ぶ大切な時間でしょ?そこに菓子が役立てたら楽しい時間になると思いますよ。」

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