KOBE MEISTER

電気工事/小林 亀雄

昭和5年生 須磨区在住

勤務先:小林電気商会

高圧受電設備を多数手がけ、安全で良質の電気を供給する工事を行う。
大型冷凍室の配線工事等の特殊工事も定評がある。

安全と安心を配線し続けて

小林亀雄さん 小林さんが電気工事の見習い工になった昭和23年当時は、配線器具がなかなか手に入らず、焼け跡から拾ってきたものを再利用するほど物の乏しかった時代。「市営住宅を新築するときでさえ、電線を市役所から支給され、それをもらいに行ったのを覚えています。」
 兵庫県神崎郡出身。旧制中学校を卒業して神戸市須磨区板宿の電気工事店に就職、昭和38年に独立した。「一つの部屋に電球が一つ、コンセントが一つといったスタイルから年を追うごとに配電が複雑になっていくのを肌で感じました。」通常の電気工事のほか、神戸市中央卸売市場に設置されている超低温冷凍庫の配線工事や、神戸を舞台に行われた映画撮影のための電気工事、また、緻密な技術を要求される火薬庫の警鳴装置配線工事などの特殊電気工事で高い評価を得てきた。
自ら手作りの教材との写真 「技術は目で盗めと言われた昔とは変わって、きっちりと専門知識を身に付けねば対応できない時代が来ました。」同業の仲間6~7人で始めた勉強会が兵庫県電気高等技術学院に発展し、今ではその運営委員・技術指導講師として後進の指導にも当たっている。「電気工事は、壁や天井の中に隠れて見えなくなってしまうものだから、いっそう念入りにやっておかないと。」文字通りの”縁の下の力持ち”。5年先、10年先にも安全で、安心して使える電気設備をと、心がけている根っからの仕事人だ。

ページの先頭へ戻る